私立中学受験のメリット・デメリット 中学受験する?しない?

桜子

こんにちは!桜子です。
このブログは元塾講師で三姉妹ママの桜子が母親目線で愛知県の中学受験情報をお届けします。

ムスメ

この記事では「中学受験のメリット・デメリット」についてお伝えします。中学受験をするかしないか迷われている方は是非ご覧ください!

目次

中学受験のメリット・デメリット

私立中学校の存在を知ったときはとても気になりますよね。
公立中学校へ進学するのが当たり前だと思ってたけれど「私立中学校」という選択肢もあるんだ、と。

ネットで調べるといいことばかり書いてある。
じゃあうちの子も受験させてみようかな?

そう思われたママ、パパ。
ちょっと待ってくださいね。

確かに私立中学校には公立中学校にはない魅力が沢山あります。
塾の説明会などへ参加すると私立中学校のいい点ばかりお話があるかもしれません。

でもわたしは娘の中学受験を経験した母親という立場から、皆さんにはリアルなメリットとデメリットをちゃんとお伝えしたいと思います。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにもメリットとデメリット両方を理解した上で中学受験に挑戦するかどうか決めることが重要です。
リストになってますのでひとつひとつチェックしてみてくださいね。

また「中学受験のメリット・デメリット」の他に「中学受験をするかどうか判断するポイント」「公立中でも活躍できるお子さまのタイプ」「中学受験をするかどうか決断する時期」についてお伝えしますので、ぜひ最後までご一読ください。

中学受験のメリット

中学受験のメリットとして下記の項目が挙げられます。

【中学受験のメリット】
〇高校受験をしなくても系列の高校へ進学できる
〇6年間部活や習い事に打ち込むことができる
〇独自の教育方針に基づいた質の高い教育を受けることができる
〇大学入試を見据えたカリキュラムで大学受験に備えることができる
〇系列の大学へ推薦で進学できる可能性もある
〇大学への推薦枠を多く持っている
〇中学時代から系列の高校生と交流でき早くから将来をイメージできる
〇設備的にも素晴らしい環境で学ぶことができる
〇同じ思いや目標を持った仲間と出会え一生の友人ができる
〇地元の公立中学校が荒れたりしている場合は避けることができる

中学受験のデメリット

一方、中学受験のデメリットとして下記の項目があげられます。

【中学受験のデメリット】
■塾にお金がかかる
■塾の勉強についていくのが大変
■送り迎えやお弁当など通塾のサポートが大変
■願書を出したり受験のサポートが大変
■習い事との両立が難しい
■地元の友人と疎遠になる
■通学に時間がかかり体力的にも大変
■学費や通学代などお金がかかる
■私立中の勉強についていくのが大変

デメリットについてもう少しくわしく説明しますね。

■塾にお金がかかる
 →皆さんまずここを心配されるかと思います。具体的にどのくらいかかるのかはまた別の記事で詳しく説明したいと思いますがどの塾でも3年間で最低200万円はかかると思った方がいいかと思います。

■塾の勉強についていくのが大変
 →中学受験で出題される内容はおおよそ「中学校3年生までの範囲」となります。小学校で習っている内容を大きく超えた学習をすることになりお子さまの負担は大きいと思われます。

■送り迎えやお弁当など通塾のサポートが大変
→6年生ともなると22時まで自習したりすることもあります。夜遅いとやっぱり心配なので自宅と塾が近くてもお迎えに来る親御さんがほとんどでした。いわゆる塾弁も5年生頃から必要になる場合が多いと思います。

■願書を出したり受験のサポートが大変
→受験は複数の学校にチャレンジすることがほとんどです。いつ願書締切で何を用意して受験料はどうやって支払うのか?当日の持ち物や工夫、合格したあとの手続きなどスケジュール管理は緊張の連続です。

■習い事との両立が難しい
→バレエやピアノや野球などこれまでお子さまが好きで続けてきた習い事との両立も学年が上がるにつれて難しくなってきます。両立したい気持ちがあっても塾の曜日と重なると塾を優先せざるを得ません。5.6年生になると土日にも塾や模試があって塾中心の生活になります。

■地元の友人と疎遠になる
→塾に通い出してからお子さまも友だちと遊ぶ機会も減っていき、また進学してから通う中学校が違うと親子ともどうしてもこれまで仲良くしていた友人と話す機会が少なくなります。逆に親子とも新しい友人ができるというメリットもあります。

■通学に時間がかかり体力的にも大変
→私立中学はどうしても地元の公立中学校より遠いところになります。中には片道1時間以上かけて通うお子さまもいらっしゃいます。長い通学時間を有効に使えるお子さまもいますが通勤ラッシュと重なったり乗り換えが多かったりすると通学だけで疲れてしまう場合もあります。

■学費や通学費などお金がかかる
→私立中学の学費は学校によって違いますがおおよそ年間40~50万ほどかかります。また電車やバスで通学する場合は当然定期券を自費で購入することになります。

■私立中の勉強についていくのが大変
→公立中学校とは違い、クラスメイトは同じくらいのレベルの子ばかりです。そういった意味ではこれまでのようにいつもテストでいい点を取ったり上位をキープすることは難しいかもしれません。

中学受験をする?しない?

中学受験のメリット・デメリットを母親目線からお話しさせていただきました。
特にデメリットについては詳しくはっきりお伝えしました。

中学受験は高校受験や大学受験とは違い親が大きく関わる受験となります。
親御さんの理解とサポートがなくては乗り越えられません。
ですからメリット・デメリット両方ともしっかり納得した上でご決断していただきたいと思います。

中学受験するかどうかの判断ポイント

デメリットの一覧を読むと「そんなに大変ならやっぱり公立中学校でいいや」と思われるかもしれませんね。
それはそれでいいと思います。

デメリットも分かるけどやっぱりメリットの魅力の方が大きい、我が家には中学受験が合っているとお感じのご家庭はぜひ中学受験にチャレンジしていただければと思います。

でも「一番大切なのはお子さまの気持ち」ということを忘れないでください。

過酷な受験勉強をがんばるのはママパパではなくお子さまです。
中学受験をするということはどういうことか、合格したら人生にどのようないいことがあるのか、塾に入ったらどういう生活の変化があるのか、大変なことは何か、包み隠さずきちんとお話ししてあげてください。

さらに私立中学校の文化祭や説明会などへ親子で一緒に出掛けて雰囲気を確かめたりすることも大事なことです。

もしきょうだいが私立中学受験を経験していてもちゃんとお子さまの気持ちを確かめてください。
そして最終決定時はお子さまの気持ちをぜひ尊重してあげてくださいね。

公立中でも活躍できるお子さまのタイプ

私立中か公立中か迷われているご家庭をこれまで多く見てきました。
またわたし自身が公立中のお子さまを対象とした塾で教えていた経験から申し上げますと、公立中だからこそ活躍できてどんどん伸びていくお子さまがいるのも事実です。

【公立中でも活躍できるお子さまのタイプ】
◎主要教科だけでなく実技教科もできる
◎提出物を期限内に出す、ノートをちゃんと取る
◎遅刻しない
◎学校行事に積極的に参加し楽しむことができる
◎部活動に熱心
◎明るく多くの友人に囲まれ信頼されている

上記の項目に当てはまる項目がる多ければ多いほど私立中はもちろん公立中でも十分活躍できるお子さまだと言えます。

一言でいえば「高い内申点が期待できる子」ということになります。

公立高校入試では「当日の試験」と「内申点」が両方とも重要になります。
いくら学力があっても内申点がないと偏差値の高い高校を受験することができません。

ですから逆に言えば高い内申点が取れる要素のあるお子さまは自信を持って公立中を選択していただいても大丈夫だと思います。

私立中か公立中か迷われている場合のご参考のひとつにして頂ければ幸いです。

中学受験をするかどうか決断する時期

中学受験専門塾は小学3年生の2月からカリキュラムがスタートします。もちろん絶対このタイミングでなければいけないことはないのですが、それを知って遅く入塾するのとそうでないのでは違います。遅く入塾すると周りの子と最初から差ができていて(学校と塾の両輪で生活すること自体や単元の遅れなど)お子さまが不安が大きくなる恐れもあります。

習い事の関係や本人の気持ちの問題がなければ中学受験の準備を小学3年生の2月にスタートするのが無難だと思われますので、それまでに決断していただくことがベターかなと思います。

中学受験のメリットとデメリット両方を納得して決断しましょう:まとめ

私立中受験にチャレンジするかどうかを決める際のポイントをお話させていただきました。
ご決断の参考となれば幸いです。

【中学受験をするかどうか決める際のポイント】

  • 夫婦でメリットとデメリット両方をしっかり理解する
  • 親子で私立中の文化祭や説明会に参加してみる
  • お子さま本人の気持ちが一番大切
  • 公立中で活躍できるタイプもある
  • 小学3年生の2月までに決断できると良い

最後までご覧いただきありがとうございました。

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