私立中 vs 公立中 何が違うの?

桜子

こんにちは!桜子です。
このブログは元塾講師で三姉妹ママの桜子が母親目線で愛知県の中学受験情報をお届けします。

ムスメ

この記事では「私立中と公立中って何が違うの?」という疑問についてお答えしたいと思います!

目次

どうして中学受験したの?

「どうして中学受験したの?」

長女が私立中学に通っていることを知った方から最もよく聞かれる質問です。

そうですよね。

ここは「公立王国」と呼ばれる愛知県。

多くの家庭では公立小学校から公立中学校、さらに公立高校へ進学するのが一般的。

(首都圏は私立中への進学率が高いと言われていますがその話しはまた別の記事でご紹介しますね)

とにかく愛知県で中学受験するということは完全に少数派なんです。

公立中学なら何の準備もいらず進学できるし授業料もかからないのに、どうしてわざわざ受験してまで私立中学へ進学するの?

そう思われて当然かもしれません。

この記事では皆さんのそんな疑問に答えるべく、まずは私立中と公立中の違いについてお話したいと思います。

高校入試がない

見出しを見てビックリされる方もいらっしゃいますよね。

そうなんです、一番大きな違いは私立中は高校入試がないということだと思います。

私立中は6年間の中高一貫教育のため高校入試なしで系列の高校にそのまま進学できます。

そのため必死に受験勉強したり内申点を気にすることなく落ち着いて勉強できますし、中3だからと部活や習い事を辞めることなく打ち込むことができます。

愛知県の公立高校の入試システムはまた別の記事で詳しく説明しますが、5教科(国数理社英)の筆記試験に面接、そして何より内申点(※)が必要です。

※内申点・・通知表で9教科それぞれ5段階で評定されたもの。愛知県の一般選抜では中3の通知表の合計を2倍したものが内申点(90点満点)となります。

愛知県の公立高校入試においては内申点が足りないといくら学力があっても希望する高校を受験できないことがあります。

内申点を上げるには数学や英語はもちろん音楽や体育など9教科全てを頑張らなくてはいけません。

内申点は定期テストの結果だけでなく提出物や授業態度も考慮されますし実技教科は得意不得意もありますから、内申点UPは本当に大変です。

そんな大変な思いをする高校入試を気にすることなく中学3年間を過ごせるのは大きいと思います。

ちなみに私立中入試は国語・算数・理科・社会の4教科の当日の点数だけ、という学校がほとんどです。(一部面接のある学校もあります)

小学校の通知表の提出はない学校もありますし、あっても出席状況の確認程度だったりします。

小学生のときに4教科の勉強だけを頑張って私立中へ進学すれば、のびのびと中学生活を満喫でき高校進学も確約される。

その利点から中学受験を選択されるご家庭もあるかと思います。 

・私立中へ進学すると高校入試がない
・系列の高校へそのまま進学できる
・私立中の試験は4教科だけの学校がほとんど

充実した独自の教育プログラム

私立中ってどんな学習をしているの?
結局同じ中学生なんだから学習内容は同じなんじゃないの?

そう思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

私立中ではそれぞれの建学の精神に基づいて教育が行われています。

キリスト教や仏教などの宗教の考えを基本にしている学校、企業が理念に基づいて作った学校など背景も様々です。

また男子校・女子校・共学といった違いや全員寮生活をする私立中もあります。

とにかく私立中は学校ごとに雰囲気が全然違います。

そんな様々な私立中ですが、共通の特徴としていえるのは6年間を通して大学入試に対応できる力をつけることが目的、ということだと思います。

多くの私立中では中学3年の1学期までに中学の学習範囲を終えて高校の学習範囲に進みます。

さらに私立高校2年生のうちに高校3年生までの全ての学習範囲を終えてあとは大学入試対応の学習を進めるプログラムになっています。

公立中の教育は3年後の高校入試に対応できる力をつけることが目的ですから、中学で高校の学習をすることは一切ありません。 

英語に関しても私立中では公立中より多い英語の授業時間が組まれていて外国人教師による授業も毎週実施されています。

また私立中では海外研修や国内での特別プログラムがあったり英語教育に力を入れています。

教育内容も私立中と公立中とでは全然違いますね。

・私立中は「建学の精神」に基づいて独自の教育プログラムを実施している
・私立中は6年間を通して大学入試に対応できる力をつけることが目的
・私立中は海外研修など英語教育にも力を入れている

素晴らしい設備

実際に私立中に行かれたことはありますか?

行ったことのある方がまず驚かれるのが、豪華で立派な校舎や数々の素晴らしい施設だと思います。

広大な敷地内にたたずむガラス張りの校舎、オシャレなカフェテラス、最新のコンピュータ室、広大な図書館などスケールの大きさに圧倒されます。

運動施設を見ても温水プール、色んなスポーツに対応した複数のグランド、本格的なジムなど、とにかく素晴らしいの一言です。

そして多くの私立中では同じ敷地内に系列の高校も併設されています。

校内を歩いていると高校生の先輩方とすれ違うなんて公立中では考えられませんね。

身近に高校生がいるということは大学入試に挑む先輩方の姿を近くで見ることができるということですから、中学生のうちに大学入試や自分の将来を意識することができます。

設備だけでなくそういった意味でも私立中は素晴らしい環境だといえるのではないでしょうか。

・私立中は校舎や設備が素晴らしい
・同じ敷地内に系列の高校がある私立中が多い
・中学生のうちに大学入試や将来を意識できる

盛んな部活動

そして私立中ではその素晴らしい施設を利用した部活動が盛んです。

フェンシングや盆石といった公立中ではないような珍しい部活も多数あり、20種類以上の部活がある私立中も少なくありません。

例えば愛知淑徳中学校の部活動の種類を見てみると

✳︎運動系: ソフトテニス、陸上、水泳、バレーボール、バスケットボール、ソフトボール、卓球、ハンドボール、バトントワーリング、バドミントン、スキー、剣道

✳︎文化系: 園芸、美術、英語、J.R.C.、書道、放送、自然科学、演劇、ダンス、合唱、囲碁、文芸、ギター・マンドリン、吹奏楽、管弦楽 

(学校HPより)

こんなにも沢山の部活動があります。

東海中学校には40以上もの部活動があるんだって!

そして私立中では高校生と一緒に行っている部活動もあるとのこと。

ただでさえ同じ敷地内で高校生の先輩方を見られる環境の私立中ですが、部活動を高校生と一緒に出来るなんてそれもまた素晴らしいですね。

気になる学校がある方はホームページで部活動について調べてみるのもオススメです。

・私立中は部活動が盛んで種類も多い
・私立中では高校生と一緒に行う部活動もある

自分に合った学校を選べる

私立中と公立中の違いを色々とお話ししてきましたが、最後にもうひとつだけお伝えしたいことがあります。

それは私立中は自分で選ぶことが出来るという点です。

公立中は住んでいるエリアによって決められた学校があり自分で選ぶことができませんよね。

でも実は違う公立中の方が近いのに、とか、進学予定の公立中はどうも雰囲気が良くないみたい、など不満や不安がある方もいらっしゃると思います。

私立中は多種多様な校風や特徴をじっくり見極めてお子さまに合った学校を自分で選ぶことができます。

全ての私立中が飛び抜けた高い学力がないと合格しないというわけではありません。

そのあたりもまた別の記事でお話ししたいと思いますが、私立中への進学をお考えの方はまずは色んな私立中についてリサーチして頂きじっくり検討することをオススメします。

・私立中は自分に合った学校を選べる
・まずは色々な私立中についてリサーチしてみよう

まとめ

いかがでしょうか。
私立中と公立中の違いをイメージして頂けましたでしょうか。

【私立中の特徴】

  • 高校入試がない
  • 充実した教育プログラム
  • 素晴らしい設備
  • 盛んな部活動
  • 自分に合った学校を選べる

最後までご覧いただきありがとうございました。

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